マングース捕獲集団「バスターズ」の活動紹介 根絶で活躍、奄美で企画展

企画展で展示された「マングースバスターズ」が使用した捕獲用のわななど=10日、鹿児島県・奄美大島

鹿児島県・奄美大島で外来種のマングース根絶が宣言されたのを記念して、環境省奄美野生生物保護センターが、根絶の先頭に立って活躍した捕獲専門集団「マングースバスターズ」の取り組みを紹介する企画展を開催中だ。同センターは「バスターズが乗り越えてきた壁や努力を見てほしい」と来館を呼びかけている。12月15日まで。

10日から始まった企画展「バスターズが実現したマングース根絶までの道のり」では、根絶までの歩みをたどる年表や、捕獲に使用されたわな、ハブの牙も通さないとされる長靴といった装備品などが展示されている。

バスターズは、奄美地方固有の野鳥で国の天然記念物のルリカケスをはじめ、希少種を誤って捕獲しないよう、わなの形状を改良したり、わなの中に障害物を設置したりするなど、独自の工夫を凝らしてきた。

根絶に深く関わった環境省奄美群島国立公園管理事務所の阿部慎太郎さん(60)は「バスターズは(わなを)日々改造し、微細な構造は常に進化してきた」と評価した。

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